1月下旬、友人達を呼び4人でキャンプをした。
今回、私は今までのキャンプで培った能力を使い、自分がどこまでできるか知りたくて友人を客として料理などを振る舞う事に決めていた。
キャンプ前日の買い出しではスーパーで野菜を買い、コストコでブロックの牛タンと朝食用のハイローラーを買った。昼過ぎに買いに行ったのだが意外と買う物が多く、豆もやしが欲しかったが売っておらずスーパーを回っているうちにいつの間にか夜になっていたので、次の日に友人達に買ってきてもらう事にした。買い出しだけでも結構疲れてしまったが、キャンプ当日の朝に荷物を積むのは大変なのでキャンプ道具一式を買い出しに行ったその日のうちに積み込んでおいた。
当日の昼、私はみんなよりも2時間ほど早く家を出て先にキャンプ地に行き、テントとタープを立てご飯の支度などを1人で順序良くこなしていった。
日が暮れた頃友人達が到着し、音楽だけが流れているだけの静かな空間が賑やかになった。早速夜ご飯を食べる為に最後の準備を手伝ってもらった。今回の夜ご飯はダッチオーブンで作る石焼ビビンバ。
茹でた野菜をナムルソースに和え、カルビを焼いて焼肉のたれに和え、米が炊けたら肉と野菜を投入、卵を乗っけ蓋をし少し温めてから具材を米と混ぜ合わせてから食べる。この日はお腹が減っていて早く食べたいあまり盛り付けが雑になってしまった…。
出来栄えを見て何か物足りないなと思いつつ混ぜた。混ぜ終わった後に気づいたのだが、豆もやしが入ってない無かった。私の中ではお肉の次に豆もやしが大事だと思っていたのになんという失態…。まぁ、それでもかなり美味しくできて友人達からも絶賛して貰えたので良いとする。。苦労して手に入れた豆もやし…。
夜ご飯のビビンバを食べ終え、1時間ほどテントの中で食休をしそれぞれ眠気が少しずつ来ていたがまだキャンプの醍醐味の一つであるお酒をまだ交わしていない。おつまみもしっかり買ってきていたので気合を入れて、そろそろ始めるか!とみんなそれぞれお酒を用意し、私はおつまみを取り出した。まずはコストコで売っているブロックの牛タン。私はこの牛タンがとても好きでキャンプの時にはよく買っている。好みの大きさに切れる楽しさと、やはりブロックで牛タンが出てくると迫力と興奮度がすごいのだ。
牛タンを食べながら飲み交わし、餃子を少し食べたが外は寒いのでまたテントに避難。その間に私はもう一品、ダッチオーブンでおつまみの用意をしていた。野菜の丸焼きである。野菜を大きめサイズで適当に切りダッチオーブンに突っ込み火にかける。火にかける時間や上火、下火の火の調整を今までの勘でこなしていく。私のダッチオーブンの調理法は基本上火の方を強めにし、下火を少し弱めにしている、下火を強くすると焦げやすく表面しか火が通らないことがあるからだ。そして最後に両方強火にして焼いて仕上げている。今回は2時間ほど火にかけておいた。
元々3人の予定だったので野菜が少なめになってしまった。玉葱に箸を刺すと一瞬で下まで突き抜けるほどトロトロに仕上がっていて味付けの無しでも野菜の旨味がぎゅっと凝縮され美味しく仕上がった。この時既に夜中の2時を回っていた。食べたらまたテントにこもり朝まで飲みながらたあいもない話をしていたが眠気と疲れのせいか、アルコールが回っていたせいか何を話していたのかはよく覚えていない…。
次の日の朝、持ってきていた毛布を友人達に貸していたが自分の防寒ができず寒くて目が覚めた。予想していた2倍は冷え込んでいた。換気に気をつけながらストーブをつけ少し外に出て見た。
外に出てみると日の出の直前だった。早朝に起きて鳥の鳴き声や景色の移り変わりを見るのもまたキャンプの醍醐味である。良い時間に起きた、まだまだ眠いが早起きは三文の徳とはよく言った物だ。
この後は朝ごはんにコストコのハイローラーを友人と食べ温かいココアを飲みゆっくり朝を楽しんでいた。だがこの日、早朝までは風がなかったが日が登るにつれ強風が吹き始めた。
食後にテントで二度寝してるうちに昼頃になり風の音が激しく起きた。外に出るとタープにつけていたサブポールが外れ、風上のテントフレームが曲がっていた…。
昨夜めんどくさくてガイロープを貼るのをサボったせいだ。ひどくショックを受けたが、とりあえずガイロープを少し貼って見た。だが風が強すぎてゆっくりキャンプしていられる状況ではなくなってきたため、撤収せざるを得なかった。
風が強い日にキャンプなら何度かした事があるがその中でもダントツに強かった。撤収はかなり苦労したがさすがに男手が4人もあるとなかなか早かった。それぞれ分担し手際よく片した。
次行く時は雨か晴れかだけでなく風速にも気をつけたい。今回も充実したキャンプ、非日常。世のしがらみから解放される最高の時間を得ることが出来た。また天気の良い日に友人達と日程を合わせキャンプをしよう。