10月の上旬、下旬に差し掛かる紅葉のピーク時期に日光へ行った。夜が明け、朝になると交通量はあっという間に増え昼頃になると常に渋滞していた。
半月山展望台は半月山駐車場から急な山道を20〜30分ほど上ったところにある。例年ならこの展望台から見る紅葉は感動してあんぐりと口を開いて固まるのではないだろうか。だが今年は寒暖差が激しかったせいか綺麗な紅葉を見ることはできなかった。だが湖と山を見下ろし一望することのできるここはアクセスの割にかなり楽しい景色であることに違いない。
展望台からは360度見渡せるようになっていて湖とは反対側も見ることができる。反対側は東側に当たる、昼間だとこちら側に太陽が位置する。早朝だと幻想的な景色が観れるかもしれない。
下りは10〜20分もあれば下り切ることができる。下りはかなり楽で、息切れも特にすることなくスイスイ戻ることができた。
展望台までの道のりは登山に近く、急勾配もさることながら微妙な足場の悪さと狭さが息を切らす。登山靴を履き、装備を揃えて登るほどではないが歩きやすいスニーカーを選んだ方がいい。私はキーンのサンダルのような靴で登ったためにたまに滑ったり、靴底が柔らかいせいでかなり歩きにくかった。
駐車場に向かうまでの道から楽しむことができる。急勾配で道の先が空になる。空に向かって走っているような気分になれる。こう言った山道はワクワク感がたまらない。ふとカーブの途中なんかで景色が垣間見えた時の絶景は素晴らしい。
展望台まで登らずとも絶景を拝むことができる。紅葉を見る目的じゃないならわざわざ登らずともこの駐車場からの景色で充分満足できるだろう。
バスもたまにくるのでアクセスもなかなかいい。駐車場は広い上に昼でも渋滞にならない穴場感。
バスは朝9時30分〜4時15分まで約一時間ごとに出ている。
駐車場は夕方5時に閉鎖されてしまう。係員が車で駐車場内を回り、残っている車に声をかけ駐車場から出て下まで降るよう促す。朝は7時から開くようだ。
駐車場はかなり静かでほぼ無音だった。たまに複数人で来た人達の話し声が響くが、鳥の囀りなどはなく人の出入りがない時なんかはシーンとして無音だった。