今回の旅が決まったのは当日、昼過ぎに起きてふとどこか遠出に行きたいと思い考えを巡らせ、前に聞いた群馬にある秘湯の話を思い出しそこに行く事に決めた。目的地は秘湯だが、せっかく群馬に行くので1日かけて気になるスポットを回ることに決めた。夜中の0時にまた、いつものように車中泊の装備を積み込み友人を乗っけて出発した。
目的地へ向かう山道の途中「高根展望台」という展望台があり駐車場に車を止め星空撮影をした。標高が1000mあり、快晴で星がよく見えたが日の出まであまり時間がなかったので写真だけ撮り先を急いだ。
まずは1日の始めに朝日を見たいと思い榛名湖から朝日を見る事に決めた。下道で四時間ほどで着き、そこから30分ほど朝日が綺麗に見えそうなスポットをコンパスで東を見ながら車でうろうろし探った。
東の空が明るくなってきた頃、ベストポジションを見つけGoproをセットした。車の中でゴロゴロしながら朝日があがるの様子を見つつ、いくつかあった候補の中から今日観光する場所を相談しながら決めた。
この日は快晴で綺麗な日の出を見ることができた。明るくなってきてから朝日が見えるまでは結構長かったが、朝日が見え始めてから日が登っていくのは早かった。日も上がり1日のおおよそのスケジュールも決まったので早速次の目的地へ出発した。
四万温泉のさらに奥にある「四万湖」は水の色が綺麗で 四万ブルー と呼ばれるとか。
ここはギリギリ車一台が通れるくらいの細めの橋がありその奥に行くとさらに狭い道になっていて、5分ほど歩いたところで景色が開けてダムがみえる。私たちは休憩ついでにここでゆっくり朝食を食べることにした。
朝ごはんを食べた後はジブリの千と千尋のモデルになったと言われる「積善館」へ行ってきた。1日中移動続きのハードなスケジュールを組んでいたのでぷらっと回って写真を撮り、また次の目的地へ向かった。
いよいよ本命の秘湯「尻焼温泉」へ。夜のうちに行くか迷ったのだが寒い中入るのはキツいと思い昼間あったかくなった頃に行こうと思っていたので、待ちに待った温泉といったところだった。
川が流れていてその横に小屋のような物がある。他には何もなく、これぞ秘湯といったところだ。小屋の中は脱衣所兼温泉になっている、荷物などはここに置けるが貴重品は念の為車に置いてきた方がいいだろう。
小屋の中に温泉のお湯が通ってるのだが、これがかなり熱い。だが入らないと風が吹いて寒かった。
お湯を浴びながら体を慣らして入ろうと思ったがやはり熱い。友人と熱いとあたふたしていたら地元のおじさんがきて川の方にも温泉が沸いていて、流れてくる雪解け水と混ざり湯加減がちょうどいいと教えてくれた。入ってみたところ本当にちょうどいい温度で熱すぎずいい具合に体があったまる。
ただ気をつけて欲しいのが、石に苔がびっしりついていてかなり滑る。周りは石だらけなので滑って転んだら大怪我につながる可能性がある。また奥に行くと急に深くなっていたり、上から落石が落ちてくることもあるので奥には行かないようにして欲しい。例年だと雪解けの水が一気に流れてきて苔が流され下流に住む魚の餌になるとか。
午前中の群馬観光はここまで。今回の本命だった温泉に使ってあったまったところで少し休憩し、また車を走らせる。長いので午後はまた別の記事で。草津温泉や伊香保温泉にも立ち寄ったので是非他の記事も是非見ていってください。
