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長野県『白駒の池』幻想的な苔の森と標高2200mの見晴らし

長野県白駒の池2200mの絶景

10月上旬、夜9時ごろ本厚木にある友人の家でカレーを食べて栄養を補給して出発した。所要時間は4時間半、最初の3時間は前を速いトラックが走っていたので後ろについていくだけでかなり楽だった。夜中0時ごろ前を走っていたトラックとも別れ、眠気も出てきたためコンビニに寄った。

前日までは晴れマークがついていたのに運転中は雨が降っていたし、天気予報は朝から曇りになっていた。本当は頂上で朝日を眺められるように早く出ようとおもっていた。だが天気が悪くて、綺麗な景色が見られるかどうかはかなり怪しい。やる気が出なかった。

4時より少し前に目が覚めた、結構よく寝れた。もう朝日が出るまで時間は無い、朝はすぐそこまできていた。残り1時間半の道のり、やはりやる気は出ない。急ぐ気になれず程々のスピードで向かった。5時半過ぎに白駒の池駐車場に着いた。さすがに明るくなっていて朝日の方向がどこか、光の強さで把握できた。ただこの日は曇りでどんよりしていた。

白駒の池の駐車場代は普通車600円バイク200円。一日券なので時間は気にせずゆっくり出来る。

とりあえず、朝らしい雰囲気でも味わえたら良いなと思いながらスウェットからレインウェアに着替え登山靴を履いて出発した。

もう光が入ってきていて普通に歩くことができたが、これが夜だったらきっとかなり怖い。自然の音以外は音がなく、静かだ。風で木々が揺れ、枯れ葉が落ちてきたり、水滴が落ちてきたり、さらに夜中だと周りが木々で横を見ても見通しが把握できない。何か潜んでいるのではないかなんて考えてしまそうだ。朝になってからきて正解だったのかもなんて考えながら歩いていった。

最初の方は木の板が敷いてあり歩きやすいが途中からはゴツゴツした石になってくる。

歩いていると所々落ち葉がまとまっていて秋を感じられる場面がある。朽ちた木や地面に埋まっている石など地面の全てを苔が覆っていて自然の豊かさを感じられる。こんな苔の豊かな森はなかなか見られないだろう。

天気が悪くたまに霧が立ち込めるがそれもまた美しい。

進んでいるとたまに幻想的な雰囲気の場所に息を飲む。紅葉した落ち葉と苔と霧と、、とても癒される時間だ。上がっていくと雲が降りて来たように霧がかかり視界が悪くなるが少し幻想的な雰囲気にもなる。

頂上にはトイレが設置されていて、ここの左側に頂上の高見石がある。

高見石に至るまでの道が岩場になっていて、予想以上の大きさと迫力に驚いた。しかもあまり平ではなく少し登りにくい。天気が悪く頂上は間近だというのにすでに視界が悪い。

45分かけやっと頂上の高見石に着いたが雲が空を覆い何も見えなかった。ただ風が強く雲が流れていくため時より下の木々が垣間見えた。それから30分写真を撮りながら雲が切れるのを待った。

ついに雲が切れてやっと眼下に広がる絶景を目の当たりにすることができた。白駒の池の奥には山が連なっていてその更に奥には雲海が広がっている。この景色を朝日と共に見れたらどれほど感動的なものなのだろうか。もう一度天気のいい時にリベンジしたいと強く思った。30分待った甲斐がありずっと見ていられるほど気持ちのいい景色だったがずっと強風に晒されていたので流石に限界だった。

30分かけて下まで降りてきてやっと白駒の池を目の前に見ることができた。池一周は約30分ほど。池周辺の木々が紅葉していて時々綺麗な景色に足を止め見惚れる。だが、登山を終えてからの一周は結構面倒で途中面倒になってくる。

ここにはキャンプ場もあり食事処もある。

これは余談ですが、白駒池から降っていくと途中に高台がありそこからは紅葉した山と遠くの山脈を見渡すことができてなかなか気持ちがいいです。人も少ないので登山後にここで一息つくのもいいかもしれません。

登山開始〜45分頂上〜池30分〜池一周30分タイムとしては大体こんな感じで、頂上までの登りだけはゆっくり景色を見て写真を撮りながらだったので止まらず登れば30分ちょいで行けると思います。

標高が高く朝と夜はかなり寒いので昼以外に登る場合は防寒をしっかり。靴は歩きやすい物なら基本的になんでもいいと思います。私は登山靴で行きましたが特に登山靴の必要性は感じませんでした。

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