大迫力の神社
どでかいスケール妙義神社
妙義山に登りたくて妙義神社に登山道があるようなので、ただの通り道程度に考えていた。
だが神社というにはあまりにもスケールがでかい。城跡勝手くらいの迫力。とにかくデカくて広い。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/5BF8B10C-9A6C-4B0F-8661-30A1D9EB99F4-768x1024.jpeg)
階段を上がっていくと結構高くなり後ろを振り返ると眺めも良くなかなか楽しい。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/DCEC61CC-8372-4EBF-908B-BC0DF33C0506-1024x768.jpeg)
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/12/B8BA2472-5938-4B3A-B015-D769D6DEB57C-1024x768.jpeg)
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/12/5B927FF3-3B37-45EE-A4C6-68E505B52F88-1024x768.jpeg)
一番上まで登り切ると登山口があってマップが設置されている。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/C69E52D7-2FB8-487E-9620-8F2C77A8FBE0-1024x768.jpeg)
神社から妙義山へ
昼食や写真撮ったりで所要時間は往復で5時間ほど。登り2時間半、下り1時間半。
第一見晴は神社からすぐ
登山道に入ってからすぐに第一見晴についた。神社の一番上から10〜15分程度で行く事ができる。この第一見晴までは普通の靴でも行けるが、地面は土で軽く傾斜もあるのでヒールなどの靴だと厳しいかも。でもたった10分程度歩いただけで圧巻の景色、ここまでの絶景はそうそう見れるものではない。
せっかく神社まで来たならもう少し歩いて第一見晴までは頑張ってほしい。それ以上登るには登山装備でないと厳しい上に、1時間以上は綺麗な景色を見れないので登山目的でなければここで引き返す。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/7336E7B1-083A-43DC-B020-5B634FFE6CAC-1024x768.jpeg)
意外と突き出した第一見晴は安定感があるので、人を入れて迫力のある写真を撮る事もできる。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/12/4EE89DA9-D0AE-48BE-8694-F7E7D0F61141-1024x768.jpeg)
第一見晴以降は急勾配な登山
第二見晴は見応え微妙
第一見晴からさらに10分ほど歩くと第二見晴があったが個人的には第一の方が景色が良いと思った。
上に登ると結構広いスペースがあるので私はここで景色を見ながら昼食を食べました。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/081061AD-55F0-4CE3-9DC9-23A02CC07BD4-768x1024.jpeg)
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/970EFF84-8E8C-4D3B-AD82-327AD77A1F7C-1024x768.jpeg)
長い長い登山
第二見晴で休憩した後、気張って登山を再開したが勢いよく登ってもすぐばててしまう。やはり登山は一定のペースで登るものなのだと思った。飛ばして進めばその分バテて、息切れを治すために時間を使ってしまう。それから息が切れないペースでひたすらに歩いた。
景色は特に変わらず一人きりの登山で少し嫌になって来ていたが、途中で投げ出したくはなかった。それに私の中で登山は見えないゴールを信じ、ただひたすらに歩くものと知っている。その先に何があるのかは知らず、もしかしたら何もないんじゃないかとすら思いながらも歩いた。途中、本読み地蔵があったが写真だけ撮りすぐ先へ進んだ。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/EE2D81CB-F958-409E-B37D-2C09F162F874-768x1024.jpeg)
他の登山客が消える
登山中は気付かなかったが上に行くに連れてすれ違う人がだんだん減っていて、本読み地蔵を通った頃にはもう人とすれ違う事はなかった。ひたすら、本当にひたすらゴールを目指しひとりで歩いた。どこまで続いているのか不安になる階段…。一人きりというのもあるが心身ともに結構険しい山だと思った。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/0133EBF2-5B6A-4A7B-9A4D-98EA7B423C5A-768x1024.jpeg)
気になる鎖場
鎖場は危険なのでいく気がなかったが気になって荷物を置いて行ってみた。これはそそる…先は断崖絶壁だ。私は高い所にあまり恐怖心はなく、むしろかなり好きだ。怖くないから足がすくんだり、力が入らないなんて事は起きない。鎖が岩にがっちりついていて、足をかける窪みまであるのだ。
自分の実力なら全く問題ないと判断した。すごく興奮したがしっかりと色々な危険性を考慮しながら慎重に岩に登った。くぼみもあるので簡単に上る事ができる。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/6E747A0A-8AD8-441D-BF50-F1BBE2BA6E3B-768x1024.jpeg)
思わぬ超絶景
岩を登るにつれて感動と興奮が込み上げてきた…登り切った時興奮が収まらず笑いが込み上げた。なんだこれ、、凄すぎる、、頑張った甲斐があった…。本当にここまでの辛かった事全てが報われた。むしろ辛かった分最高の気分だった。それほど壮大で感動的な風景が広がっていた。これぞまさしく登山だと思った。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/430D902C-1685-45F3-9DF6-3592A31CC399-1024x768.jpeg)
崖から戻り興奮治らず道っぽい所に突き進んだが、どうやら縦走コースのようだった。傾斜が凄く上に登っていたので変だと思った。戻るのまた一苦労、今回初めて滑ってこけた。
ちょっとした絶望
崖の付近に戻ってきたが道が見当たらない…。そういえば忘れていた。最近落石がありこの先通行止めになっていたのだ。あと少しで道路に出れると思っていたのでこれは痛い。来た道を全部戻る上にもう夕方だ。暗くなるのも時間の問題だと思った。4.6kmの道なり。ちょっとした絶望と恐怖があったがここまで来た甲斐が十二分にあったのだから頑張ろうと思えた。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/E3FA5032-E371-4C2B-A1CC-3987C5D3B133-1024x768.jpeg)
帰り道には人の気配が全くない。そして動物の気配がし始める。実際イタチっぽい動物の姿を見た。夕暮れに追われながら熊出没の恐怖にも襲われる。道中頻繁に熊出没の注意書きの看板が立っていた。怖かったので、一人で声を出し人間の存在アピールをしながら急いで下った。熊も人がいるのが分かっていれば寄って来ない。多分。
帰りは基本下りだがそれでも登り坂になる箇所はいくつかあった。なんとか2時間で帰って来れた。何とか間に合いほっとし安堵した。この時17時半、山の中はもう暗くなりつつあった。多分ギリギリだったろう。
![](https://tabinoblog.online/wp-content/uploads/2021/04/56E6D859-785C-4FC3-8975-0EAD141C50A3-1024x768.jpeg)
さくらの里で散々歩いた後というのもあって、心身ともにかなり追い込まれた登山だったがその分達成感に満ち溢れこの長い一日に満足する事ができた。
登山終わりの温泉
登山終わりには妙義神社から車で少し上がった所に妙義温泉『もみじの湯』という眺めの良い綺麗な温泉があって、汗をすぐに洗い流す事ができた。料金は大人1人520円。